1センチ以上なら治療
腎臓結石体験記にによくお寄せいただく腎臓結石についての説明や当ホームページに関するご質問とその回答を掲載しております。当ホームページをご利用いただく際のご参考に、ぜひご覧ください。
1センチ以上なら治療
腎結石は、尿酸やカルシウムなど尿中に溶けている物質が腎臓に蓄積し、石のような塊(結石)ができる病気。その結石が尿管に落ちると激しく痛むが、結石が腎臓内にあるうちは通常、これといった症状はない。このため、腎臓内にある結石が、健診時に発見されるケースが圧倒的に多い。
「わたしどもの健診センターでは、年間2万人近くが受診していますが、腎臟の超音波検査で男性の2%、女性の1.2%に結石が発見されています。そのうち、約90%は無症状です」
健診で腎結石が指摘された場合、過度に心配する人もいれば、症状がないからと放置する人もいる。では、どのように対応すればよいのか。
「まず、最寄りの泌尿器科を受診して、尿路のレントゲン造影検査を受けるとよいでしょう。それによって、尿流の閉塞や停滞など、腎機能に障害が認められたり、結石が直径1センチ以上あったりした場合は、治療対象になります。ただし、お年寄りは、年齢を考慮して経過を見ます」と木下助教授。