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レモネードが効果的？

腎臓結石になりやすい体質の人は、レモネードを作って飲むと良いという研究発表があります。

研究によると、レモネードは、腎臓結石ができやすい人々にとって新しい結石の形成を遅らせる、有効かつおいしい方法であるという。

「われわれの腎臓結石センターでは、すべての患者にレモネード治療を行っている」と、ウィスコンシン大学（マジソン）泌尿器科の責任者であるSteven Y. Nakada教授は述べている。

レモネード、たかがレモネード。されど？！

水分をたくさん出すためのひとつの方法

腎臓結石が形成されるのは、腎臓内の尿が結石形成塩の過飽和状態になった時、および尿中に十分な量の結石形成抑制物質が含まれていない時である。抑制物質のひとつがクエン酸塩である。

結石ができやすい人々に、医師は通常、クエン酸カリウムを処方する。錠剤または液剤として服用可能である。しかしレモンの果汁には天然のクエン酸塩が豊富に含まれている。

Nakada博士らは、低糖または無糖のレモネードを用いて、レモン果汁が、尿中のクエン酸塩の量を、腎臓結石の形成を抑制することが知られているレベル にまで増加させることを見出した。レモン果汁はクエン酸カリウムと全く同じように働くわけではない。しかし、服用する薬剤をさらに増やしたくない患者にとって、レモネードは魅力的な代替手段である。

「一般の傾向は、食生活を変えて薬物療法を避けられるならば、それを試してみるという方向に向かっている」とNakada博士は述べた。「われわれはレモネード療法が有効だと考えている」。